|
|
第1回 |
|
どこまでが自分の「食環境」か |
|
2006年08月01日 |
|
影山 なお子氏 【パルマローザ 主宰/食コーチ/管理栄養士】 |
|
食コーチング、栄養カウンセリングなどを通じて健康づくり、生きがいづくりを手がける「パルマローザ」。どこまでが自分の食環境かをテーマに 、食環境とはなにか、体内環境から食環境を見る視点、自分でつくる食環境、食環境としての食育、食環境の今後などを身近かつ実践的にお話しします。
|
|
|
杉本 恵子氏 【(株)ヘルシーピット 代表取締役/管理栄養士】 |
|
健康づくりには、「心」と「身体」の両面のバランスが大切です。この講座は子どもからお年寄りまで、どなたでも毎日簡単に食生活を改善できる「杉本恵子の食材5色バランス健康法」を分かりやすくお話しします。また「食事のバランス」が「心のバランス」にも影響を与え、心身の健康づくりに大変重要であることもお伝えします。 |
|
|
第3回 |
|
ロハスから考えるライフスタイル |
|
2006年08月29日 |
|
小黒 一三氏 【月刊「ソトコト」編集長】 |
|
スローフード・スローライフの先駆けとしてスタートし、ロハスを軸にヒトと環境に優しい暮らしの情報を発信している月刊誌「ソトコト」。本講座では身近な日常の暮らしというミクロな視点と、先端技術や産業や政治、地球というマクロな視点の両方が包括的に含まれているロハスの本当の意味と、これからの可能性についてお話しします。
|
|
|
島村 菜津氏 【ノンフィクション作家】 |
|
私と家族、友、地元、自然、それらの真ん中に食があります。大量生産に大量消費、簡単便利の名のもとに加速しているその作り方や食べ方は、狂牛病、アトピー、飢餓、森林伐採、水質汚染・・・様々な問題の要因として見え隠れしています。こじれかけたあらゆる関係を、スローという言葉を手がかりに解きほぐし、命の糧を育む自然との幸福なつき合い方を食卓の見直しから考えてみましょう。 |
|
|
第1回 |
|
異常気象とリスクマネジメント |
|
2006年10月03日 |
|
瀬尾 隆史氏 【(株)損保ジャパン・リスクマネジメント 代表取締役社長】 |
|
2005年8月、米国ニューオリンズを襲ったハリケーン「カトリーナ」は未曾有の損害をもたらしました。一方、2004年には10個の台風が日本に上陸し、大きな被害を与えています。このように、最近、異常気象に基づくと思われる損害が急速に増加しています。こうした損害の発生状況を地球的な規模で概観しながら、災害による被害を減少させるリスクマネジメントの最新動向を紹介します。 |
|
|
第2回 |
|
牡蠣から見える世界 |
|
2006年10月10日 |
|
畠山 重篤氏 【牡蠣の森を慕う会 代表】 |
|
牡蠣の住処は世界中、淡水と海水が混じり合う汽水域です。自然界では、河口の岩礁などにへばりつき、そこで一生動くことなく過ごします。秋になると鮭が遠い北の海の情報を伝えながら川を上がっていき、春には、シラスウナギが2000キロも離れた南の海の情報を伝えて上流へと遡っていきます。河口は人間生活を凝縮した排水も流れて来ます。牡蠣は動くことのできない生き物ですが、居ながらにして何でも知り得る存在なのです。 |
|
|
第3回 |
|
日本発「国連持続可能な開発のための教育の10年」とは何か |
|
2006年10月31日 |
|
阿部 治氏 【立教大学 教授/国連持続可能な開発のための教育の10年推進会議代表理事】 |
|
持続可能な社会への関心は広まってきたものの、持続不可能性がますます進行している現在、あらゆる機会を通じて持続可能な開発や社会のあり方を伝え、市民の意識を転換していくことが求められています。このような背景の下、2002年のヨハネスブルグ・サミットで日本のNGOと政府が共同提案した「国連持続可能な開発のための教育の10年」が、昨年から始まりました。私たちの未来を大きく左右するこの教育の10年について、その成立から現在にいたる動きと課題について報告します。 |
|
|
第4回 |
|
中国の環境問題最新事情 |
|
2006年11月14日 |
|
原 剛氏 【早稲田大学大学院 教授】 |
|
「人口増、資源消費、環境への負荷が中国経済の発展の阻害要因となる恐れがある。三要素をゼロ成長に抑えることが、中国の持続可能な発展の条件となろう」(中国科学院)。
たとえば酸性雨や黄砂の渡来などからわかるように、中国の環境破壊は、日本列島の自然環境にも負荷をかけています。三峡ダムから黄土高原、さらに台頭著しい環境NGOの活動まで現場を踏査し、中国社会を脅かす環境破壊の構造を明らかにします。 |
|
|
第1回 |
|
環境問題 〜科学史の一視点から〜 |
|
2007年01月23日 |
|
村上 陽一郎氏 【国際基督教大学大学院 教授】 |
|
「キリスト教こそ、環境問題の歴史的源泉である」というリン・ホワイトJr. 、「男性こそ環境問題の源泉である」というC・マーチャントの二つの科学史の分野からの発言があります。また、18世紀ヨーロッパの啓蒙主義は、神を引きずり下ろして人間が自然の主役となり、ここに文明という概念が成立しました。近代科学・技術も啓蒙主義の直接的所産です。これらの観点から環境問題を考えていきます。 |
|
|
第2回 |
|
日本の自然観と風景観 |
|
2007年01月30日 |
|
白幡 洋三郎氏 【国際日本文化研究センター 教授】 |
|
人間の手が加わらない外界全体を「自然」と呼ぶことに不思議はありませんが、生物としての肉体を備えた人体、いわば人間そのものもやはり「自然」にほかならないともいえます。「自然破壊をする人間」という場合、自然と人間は別物で、対立するものととらえられますが、日本においては自然と人間が別物としてあまり明確に線引きされてこなかったようです。自然と文化の境界がゆるやかな日本の自然観と風景観を考えます。 |
|
|
第3回 |
|
いのちを守るふるさとの森 ―日本から世界へ |
|
2007年02月20日 |
|
宮脇 昭氏 【横浜国立大学 名誉教授・(財)国際生態学センター 研究所長】 |
|
環境を守るとは、いのちを守ること。今、日本の、世界の「本物の森」が危機的状況にあります。「本物」とは火事、地震、洪水にも耐えて長持ちする土地本来の森のことです。0.06%しか残っていない日本の鎮守の森に象徴されるいのちの森を新しい科学:エコロジーと伝統的な日本の鎮守の森の知見を総合した脚本にそって、共に足元から世界にひろげましょう。あなたとあなたの愛する人、隣人のいのちと心と遺伝子そして環境、財産を守るために。 |
|
|
第4回 |
|
水俣病50年から学ぶもの 〜水俣学への模索〜 |
|
2007年03月06日 |
|
原田 正純氏 【熊本学園大学 教授】 |
|
水俣病の正式確認から50年が経ち、これまで何回も「水俣病は終わった」と言われてきましたが、実際は決して終わっていません。その理由を、患者確認から原因確認、原因物質の発見、胎児性水俣病の発見、裁判の提起、勝訴、和解までの経過を患者の視線から検証します。水俣病は環境汚染による食物連鎖を通じて起こった中毒であり、また、胎盤を経由して胎児にも中毒を起こした人類初の経験でした。公害の原点と言われる水俣病という「負の遺産」から学ぶことは多いものの、あまり学んでいないように思えます。 |
|
|
|